Engagement食育
食育
食育は、生きる上での基本であって、知育・徳育・体育の基礎となるものであり 、様々な経験を通じて「食」に関する知識と「食」を選択する力を習得し、健全な食生活を実現することができる人間を育てることです。(農林水産省HPより)
最近ではファーストフードや柔らかい食べ物が増えて、あまり噛まなくても食べられるため、噛む力が弱くなり、顎が発達せず、顔のバランスなども崩れ、心身の発達にも影響を及ぼしてしまいます。
食育では咀嚼や嚥下(のみこみ)などについても考えていくことになります。しっかりと噛んでから飲みこむことは時代を追うごとにできなくなり、胃に流し込むように食事をする人が増えています。
咀嚼をしないことで体に様々な影響が出ることをあまり知られていない一方、咀嚼をすることがどのようなメリットを与えるのかを知っておく必要があります。また、虫歯リスクを減らす食べ方や歯磨きの仕方なども食育の一部分です。
甘いものを食するにしても、甘さがない飲み物などと一緒に飲むとか歯磨きをするなどの知恵も知っておくべきです。
最終的に生きる力を育てるという点で食育は、なくてはならない考え方であり、食べ物に対する認識を高めることにつながります。飽食の時代と言われ、少しでもまずければすぐに捨ててしまうこともあります。消費期限や賞味期限を忘れることもそうですが、何かあればすぐに捨ててしまう環境は食育の環境としてはよくありません。
子供に食べることの大切さを説く前に大人が再認識しなければならないこともたくさんあります。食が乱れることで病気のリスクが高まり、健康のバランスを損なう事が見られます。そうさせないためにも、食べるがどれだけ楽しいことかを教えていくことも必要です。
栄養補給の場でもありますが、みんな仲良く楽しい中でご飯を食することで元気をもらう場でもあります。そんなことを考えて食育に臨むことも必要です。
当院ではNPO法人日本食育協定認定の食育指導士が、皆さんの身体やライフスタイルに合った食育提案をさせて頂きますのでお気軽にご相談下さい。