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スポーツドリンクに潜む危険

みなさんこんにちは。

かわだ歯科 歯科衛生士の砂川です。

 

最近梅雨も明け一気に暑くなりましたね。

 

気温が高くなると熱中症に注意が必要になりますね。

 

ちなみに、夏の暑さの基準として気象庁では下記のように示されています。

〇夏日・・・1日の最高気温が25度以上の日。

〇真夏日・・・1日の最高気温が30度以上の日。

〇猛暑日・・・1日の最高気温が35度以上の日。

ここ数日の南あわじ市の最高気温は32~33度です。

真夏日が続いていることになるので、特に熱中症に注意しなければいけませんね。

 

 

ところでみなさん暑くなると、熱中症対策として

スポーツドリンクを飲む機会が増えませんか?

 

暑くなると汗をかき身体からミネラルが失われます。

 

ミネラル不足になると

体温調節ができない、鬱、貧血、肌荒れや肩こり口内炎、体重増加、免疫力低下

ということが起こります。

 

生命活動を維持するうえでとても大事な栄養素ということですね。

このミネラルを補うためにスポーツドリンクを飲む方はとても多いと思います。

 

 

しかしこのスポーツドリンクにはジュースと同じくらい沢山の砂糖が含まれています。

 

沢山砂糖が入っていると何が良くないのかというと

歯垢(プラーク)の中の細菌が砂糖を分解して酸を発生させます。

酸は歯を溶かし、その時間が長く続けば虫歯を引き起こしてしまいます。

 

通常、お口の中のpHは6.8~7.0の中性です。

 

多少の変動があっても唾液の緩衝作用(歯が溶ける事から守り、中和してくれる作用)が

中性へと戻しお口の中のpHはほぼ一定に保たれています。

 

この緩衝作用が上手くいかず、pH5.5が以下の状態が続くと虫歯になりやすいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

炭酸飲料はよく歯が溶けやすいとはいいますが、

スポーツドリンクも意外と溶けやすいと言われています。

 

しかし、身体からミネラルを抜けたままにしておく事も危険なので、

スポーツドリンクを飲まないわけにもいかないですよね。

 

もちろん歯磨きをしてもらうことが一番よいのですが、

中々難しい状況であることが多いかと思います。

 

スポーツドリンクを飲んだ後にお茶や水を飲むことや、

うがいをすることも少し効果的です。

 

またはキシリトールのタブレットを摂取すると更に効果的です。

(※キシリトールは90%以上含まれていないと効果がほとんどないと言われています。)

 

 

ところでよく耳にするキシリトール

みなさんキシリトールって一体どんなものかご存じですか?

 

キシリトールは白樺の木からとれる安全性の高いものです。

 

 

 

 

 

そして砂糖とは違い、虫歯菌がキシリトールを分解したときに歯を溶かす

酸を出さない特徴があります。

酸が出ないと歯は溶けないので虫歯から守ることができます。

 

そのため虫歯予防につながるのです!!

 

もちろんキシリトールを摂取するだけでは歯を守ることはできないので

毎日の歯磨きも欠かさず行いましょう。

 

まだまだ暑い夏は始まったばかりですが

熱中症や虫歯予防とうまく付き合いながら乗り切っていきましょう。

 

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